❁ルート1

鼻から脳へ

鼻から吸収された精油の芳香成分は鼻の奥にある嗅細胞を刺激し、その刺激が電気信号として脳の大脳辺縁系へ伝達されます。さらにそこから、自律神経系・内分泌系・免疫系の中枢である視床下部に伝わり心身のバランスを整えます。

❁ルート2

鼻から肺へ

精油は気体として鼻から吸収されると同時に、吸気として気管支から肺に入ります。肺に入った精油は肺胞という器官の粘膜から血液に入り体内を循環します。このルートを通る過程において、精油は気管支や肺にはたらきかけ、精油の種類によっては「咳を鎮める」「痰を切る」などの作用を及ぼすことができます。

❁ルート3

皮膚から血管へ

精油は液体として皮膚から吸収され毛細血管から血管に入り(経皮吸収)体内を循環し、血液やリンパ液の流れを促します。アロマトリートメントの刺激は、血管やリンパ管にもはたらきかけ、体液の循環を促進させることができます。